セカンドスクール [野外教育/体験学習]
武蔵野市のある小学校のセカンドスクールに行ってきました。
1週間、小学校5年生の児童が学校を離れて、昼間は色々な体験活動をし、夜は10人ぐらいのグループに分かれて宿に泊まります。
今回お手伝いした学校は、震災の影響で当初の予定を変更し、南魚沼市でのセカンドスクールとなりました。
川の学習をしたり、登山をしたり、もちろん稲作・お米の勉強、座禅体験もしました。
上流から中流をバスで移動しながら、石の大きさ、川の幅などを観察しました。ただ、あいにくの雨だったので、十分観察できなかったです。石のインプリケーションについては、初めて知りました。
稲刈り と はさかけ は、1人1本の鎌を持って稲を刈り取り、束にして縛り、干して乾燥させる作業でした。子ども達にとっては、稲刈りの大変さを知れたようです。 ただ、その場にいたカエルや虫と楽しそうに遊んでいました。
学習面について言えば、せっかく南魚沼に来たのだから、東京ではできない体験学習プログラムだったらいいのになぁ~と。例えば、 川の学習は本当に"学習"だけでした。 雨だったからと言うのもありますが、川に入って観察をしたり、石を触ってみられなければ、活きた体験にならないんじゃないかなぁ。 最近の小中学生は川に入ったことがない子も多いのだから、実体験として川で遊ぶことを体験させる方が必要な気がする。
あとは、半日一コマで単発でプログラムが進みすぎていて、統一性があまりなかった。午前中に山に登って、午後に郷土料理作り をしたり、午前中に稲刈りをして、午後にバスで移動して地域散策をしたり。雨の中、ロープウェイに乗って、わざわざ見晴らしの悪い展望台に上ったり。
"米"とか"川"とか"地域"とかもう少しテーマを絞って深めた方が、面白い7日間になりそう。
結局子ども達にとって、この7日間で学習面として「何を学んだのか」を確認しづらいような気がした。
学校にとって、今年が初めての場所でのセカンドスクールなので、ある意味で実験的な内容なのかな。来年はもう少しゆったりと宿舎での時間があるといいな。
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